2023/03/05 09:26



「デナリはぼくの闘病を支えいつも寄り添ってくれていた。ぼくはその友情にどうしたらお返しができるのだろう?」


著者のベンと愛犬のデナリとの日々を綴った1冊。これも泣いたぁー。


ベンが仕事や病気でつらい時に彼を支えてくれたのはデナリで、またデナリが病気になった時に懸命に支えるベン。共に困難を受け入れて乗り越えて、その度に絆が深まっていく。今まで読んだ本の中でも特に自分と照らし合わせながら読んだ本ですね、これは。


海外のノンフィクションを読んでいて感じることは、愛犬は“パートナー”であるということ。日本人としては(?)割と愛犬は“我が子”というイメージが一般的なような気がしていたから、すごく素敵な関係に映ったんですよね。今は僕もリキのことをパートナーだと思っています。対等ですよ。そんなふうに関係性をちょっと考え直すきっかけになった1冊でした。


サブタイトルの 〜ともに闘いきみと生きた〜 という表現がすごく好き。