「おすすめの本は？」と聞かれたらまずこちらを答えます。 まず内容を簡単に。

アドベンチャーレーサーのミカエルは、エクアドルでの過酷なレース中に1匹の野良犬と出会います。レースを通じてチームの一員となった犬は「アーサー」と名付けられます。共にゴールしレース後、ミカエルは故郷スウェーデンにアーサーを連れて帰る決意をします。

エクアドルからスウェーデンに動物を連れて行くということは中々ハードルが高いんですね。すんなりいかない。そこを様々な人たちの協力を得て実現していくというお話。これが実話だっていうから凄い。

犬と暮らす人たちは愛犬との出会いを運命めいたものと感じているはず。僕だってそう。そして絆の強さですよね、犬と人との。まるで映画のような話なのに妙に共感できるのは、「愛犬との運命めいた出会い」「愛犬との絆」の2点を誰もが感じているから。

アーサーとミカエルとの出会い、共に駆け抜けた過酷なレース、帰国時の困難、スウェーデンでの暮らし、そして別れ。最後は号泣ですよ。

映画のような話と言いましたが、実際に映画化の計画があるとか。こちらも楽しみですね。